【煎茶道翼仙教室】宮城県大崎で「おおさき茶論」無事開催することができました😊
煎茶道翼仙教室が主催する、宮城県大崎市での「おおさき茶論」の開催報告の記事です。
こんにちは。
宮城の旅好き茶道家のよくせんです。
今回は先日行ったお茶会についてです。
4月28日
毎回のことですが始まるまではドキドキの連続です。
お客様に素敵な時間を提供できるだろうか。
お茶の魅力を伝えれるだろうか。
和文化の良さを伝えれるだろうか。
んーーー永遠のテーマですね。
今回の設えのテーマは「杜源郷(とうげんきょう)」
煎茶道を通して大崎市の文化を見てもらおう!ということでこのテーマにしました。
結界には布袋さん。桜から
桃源郷にいる布袋さんが「おおさき茶論」を見守ってくれてます。
まずはテーマ「杜源郷」についてのお話。
①杜の都「仙台」のベースとなった街であること
②生態系にとっての理想郷であること
③農耕文化が形になった酒蔵の杜氏の理想郷であること
私はこの大崎市の1番の魅力は人間と自然が共生する文化を持っている点だと考えています。それをワンセンテンスで表すと「杜源郷」であり桃源郷です。
急須には杜源郷で遊ぶ唐子。
子供が安全に元気よく楽しめるユートピアです。
また煎茶碗には不老不死の秘薬「桃」が。
「桃源郷」が「杜源郷」に字を変え、いなくなった桃はお客様にお配りした煎茶碗に移動しました。お茶を桃の雫に見立ててお飲み頂きました。
お菓子は落雁。
屏風絵が落雁図ですが、それを私が「来雁図」と命名したので、代わりにお菓子に落雁を用いました。
落雁とは砂糖と小麦を固めたもの。
小麦の黒い斑点が雁が飛来している様子に見えることから落雁となったようです。
この茶会にぴったりですね。
雁は市鳥であり県鳥です🦆
ここ大崎市は日本最大の雁の飛来地です。
冬の朝方、蕪栗沼にロシアが越境してくる10万羽の雁が一斉に飛び立つシーンは感動ものです。
茶道具はかつて、行灯など下から光で照らして鑑賞することを想定して作られていました。
今回は夕方から茶論を行い、その夕陽から行灯への光の変化を感じていただく設えにしました。
行灯と微かな天井からのスポットライトの光の中、お客様には設えの近くに寄って頂き、お道具を見て頂きました。
どれも見たことのないものですが、実は普段自分らが使っている食器などの原形であり、そのストーリーを話すと「なるほど」と驚かれた様子でした(茶道は奥が深いですね😂)
夕陽が屏風を妖しく照らし、より魅力的に見えます。
自然光の魅力ですね。
軸を掛けるスペースがなく、急ごしらえで窓に花と香合、そして軸を用意しました。
軸の字は私の手書きです笑
ラフな会なので良いのです😭笑
「放下著(ほうげしゃく)」という禅語です。
人間は悩みや妬み、嫉み、人を羨ましがったりと様々な感情や気持ちを抱え込んでしまいます。それは時には大事なもので、時に不安につながってしまうこともあります。そういったものを全て捨て去る。執着をなくす。そこから新しい世界が見える。そういう意味が込められています。
茶道は日本文化の総合芸術と言われています。
掛軸やお香や陶磁器など、茶道をしただけで色んな文化に触れることが出来ます。
礼儀作法以外にも学ぶことがたくさんありますね!
もちろんお点前もさせていただきます。
かつては仏様にお茶を奉納するときの儀式。
ピリっとした厳かな雰囲気になります。
お点前後は講師である私が、なんでも質問に応えます。
和やかな雰囲気にしたいのでこちらかも話を振らせていただきます。
今回は90分という長丁場でしたが、なんとか無事終了することができました。
参加していただいたお客様、誠にありがとうございました。
今回の経験をふまえて、定期的にお茶会や茶道教室を開かせていただきます。
またどうぞ、開催するときはよろしくお願い致します。
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