【煎茶道翼仙教室】翼仙(よくせん)のプロフィールについて
煎茶道翼仙教室の翼仙(よくせん)の想いや目標について書きました。
こんにちは。
煎茶道翼仙教室の翼仙(よくせん)です。
今回は翼仙教室のお弟子さんを募集するにあたって、まず私がどういう人間で、どんな考えを持っているのかを知っていただきたく、翼仙(よくせん)のプロフィールということで記事を書くことにしました。
少し長くなりますが、大阪で何か趣味や、休日何かしたい、という方はぜひご覧いただきますと幸いです。
ーーーーーー目次をつけました。ーーーーーー
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煎茶道家翼仙(よくせん)簡単な経歴
煎茶道黄檗売茶流教授(おうばくばいさりゅう) 東叡山翼仙(とうえいざんよくせん)
大学在学中に煎茶道の先生と出会い、お稽古を始める。(2008年)
500年続く京都の老舗和菓子屋で働く傍ら、大宗匠・宗匠に師事する。
【主な実績】
近江神宮「春の煎茶会」
京都日月下玄庵「喫茶会」
おおさき茶論
日本茶ワークショップ「初手前三法」
地元紙や専門誌など多数のメディアに取り上げられる。
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どんなきっかけで煎茶道を始めたのか。
2009年、私が大学生の時に、地元の宮城県仙台市で煎茶道黄檗売茶流(せんちゃどうおおうばくばいさりゅう)先代家元に出会いました。立ち振る舞いや所作が美しく、初めて聞く日本文化の話に興味を持ち、煎茶道をはじめました。
だんだんと日本文化への熱が強くなり、もっと文化について学びたくなり、大学卒業後には、京都発祥の500年続く老舗和菓子屋「虎屋」に入社ました。和菓子文化を通して、また京都に住みながら毎日のように日本文化に触れ、やがて黄檗売茶流の教授となり、学んだことを次に伝えるべく、大阪市を中心に、お茶を美味しく淹れる日本茶ワークショップ、煎茶道体験教室を始めました。
今後は翼仙教室でお弟子さんに煎茶道の教えと日本文化の美しさ、楽しさを共有し、表現していき、普く人々の生活の豊かさに貢献していきたいと思います。
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煎茶道家になりたいと思た出来事
煎茶道をはじめて数年たち、なぜ自分は煎茶道をやっているのだろう、と考えたことがありました。
振り返ると、趣味として煎茶道を始めて、お茶会や神社やお寺の献茶式、兄弟子たちの手伝いなど様々なことをしていく内に、お茶が持つ不思議な力に気づきました。
感覚的な話で恐縮ですが、どんな忙しい時や落ち込んでいる時も、お茶を飲むと心が落ち着き、改めて物事を考えることが出来るのです。つまり前向き、ポジティブな気持ちになるということです。
私はこのお茶のもつ不思議で優しい力と、美味しいお茶を一煎差し上げて賑わう空間と日本文化を楽しんでいただく煎茶道の本質を活かし、目の前の人のためにお茶を淹れたいと思うようになりました。
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自分の思う煎茶道家像
様々な人のためにお茶を一煎お出しできる煎茶道家です。
私はサラリーマンですし茶道家と言える人間ではないですが、これだけは決めていることがあります。「自分の満足のためだけに煎茶道をしない」ということです。
煎茶道の美意識は人と向き合うことにあると思います。お茶をお出しする中で、普く様々な人に何をして差し上げれるかを考え続けることが、お茶を淹れる行為に「道」が付いている由縁だと考えております。
なので目の前のお客様も含めて、自分のまわりの人、お弟子さん、道具を作ってくれた職人さん、支えてくれている人たち、皆様のためになるような煎茶道家になりたい、それが自分が思う理想像です。
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自分が目指すこと
お茶と一緒に、楽しい茶文化の空間をつくることを目標に精進していきたいと思います。よく「趣味でお茶やってます」と言うと、抹茶をやっているとほぼ100%思われます。
煎茶道は茶道の一種ですので広義の意味ではあたっているのですが、やっていることはいささか違ってきます。煎茶道、特に私が師事している黄檗売茶流は、「一杯のお茶をより美味しく、より楽しく味わえるように」という志を大切にしており、抹茶の気質とは違ってきます。お茶は煎茶を中心に玉露やほうじ茶、紅茶、中国茶、そして日本酒もお淹れします。またお客様にはその空間を楽しんでもらえるよう特にしていただく作法もなく、亭主との交流をしていただくことを大事としています。
「十人十色」という言葉があるように、人にはそれぞれ生まれ持っての良さや個性があり、それを大切に楽しんでいただきたいのです。私はお茶の美味しさに感動し、日本文化の奥深さに魅せられ、煎茶道をはじめました。
なのでこれから私が責任をもってお茶をお出しする空間には、美味しいお茶と、楽しい交流があってほしいです。
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煎茶道で大事にしてること
日本文化(地方文化)を楽しむことです。よく茶道とは五感の総合芸術だと言われます。五感とは、見る、聞く、味わう、感じる、香る、という人間の持つ感性の事です。
人間の感性は五感から入ってきた情報をインプットし表現していくことによって成長していきます。
つまり茶道というのは、自分の感性をフル活用して表現することができる、自分の美意識を一段と成長させる事ができる伝統文化なのです。
また私は宮城県大崎市出身でして、いわゆる地方の出身です。幼い頃から宮城県の伝統工芸である鳴子こけしや陶磁器の堤焼、仙台堆朱など民芸品が身近にあり、地方文化の美しさを強く感じてきました。
伝統工芸品や民芸品は、その土地の気質や気候、その土地の人たちの美意識の中で育まれてきた文化が形となった土地の鑑のようなものです。噛めば噛むほど味が出るのような、親しみの湧く地方文化を、わたしは目一杯楽しむ事を大切にしていきたいです。
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煎茶道翼仙教室とはどんな場所か
先ほどの大事にしていることでも申し上げましたが、私は日本文化の中でも特に地方文化が好きです。なので煎茶道翼仙教室というのは、日本を、文化を、地方文化を楽しむ場所だと思います。
私の趣味は国内旅行です。仕事も伝統文化や観光地のPR業務を行っているので、毎日のように各地方に行き、作家さんや生産者さん、職人さんと出会い、地方文化の良さ(伝統工芸品や地域の風習、お祭り、なまりや言葉、民俗学的なもの)を発掘しています。
出先に行く度に、職人さんや生産者さんの熱い想いやプレゼンにほだされ感動して、現地の焼き物や漆器など伝統品で両手が埋まるほどになって帰ってきます。家の中は各地のお土産屋、お茶道具や、掛け軸などの骨とう品でいっぱいです。それはそれで幸せですが。
煎茶道というのは、これが良いところの一つでもあるのですが、この時には必ずこれを使いなさい。というのがほとんどなく、言わば「見立て」として代用品でも道具として美しく見えれば良いという時が結構あります。
なので煎茶道翼仙教室では、日本各地の職人さんや生産者さんから直接買い付けた、熱い想いのこもった煎茶道具がたくさんでてきます。
地方出身の翼仙(よくせん)だからこその強みだと思いますし、地方出身だからこそ、地方に貢献したいという想いが誰よりも強いです。
なのでフィールドワークや民族学、社会学や骨董がお好きな方、地方ご出身の方は、煎茶道翼仙教室にかなりピッタリだと思います!ぜひぜひご検討宜しくお願い致します。
以上プロフィールでした。
他にも何か聞いてみたいことなどありましたら、どしどしコメントください。
時間はかかるかもしれませんが、必ず返信しますので気長にお待ちくださいませ。
ちなみに以下にスケジュールを貼りますので,
「はじめての日本茶ワークショップin大阪」
「はじめての煎茶道教室」
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長文失礼しました。