煎茶道大阪上本町教室ブログ

煎茶道大阪上本町教室のブログです。大阪や京都で煎茶道教室やお稽古、初心者向けに習い事や趣味としてはじめての日本茶ワークショップを企画してます。国内旅行や地方文化についても書きます。

コロナ終息を願い日本茶の神様「神農さん」へお詣りしました【煎茶道大阪翼仙教室】

コロナウイルスによる社会混乱が落ち着くことを祈り、煎茶道でつかう日本茶の神社へ参拝してきました。

 

こんにちは。

煎茶道翼仙教室(せんちゃどうよくせんきょうしつ)の翼仙(よくせん)です。

 

今回は、コロナ終息を願い、世界最古の薬の神であり、茶神でもある「神農(しんのう)さん」が祀られている少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)へ参拝した記事です。

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名称:少彦名神社

ふりがな:すくなひこなじんじゃ

住所:〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町2-1-8

連絡先:TEL 06(6231)6958 FAX 06(6231)6970  

最寄り駅、アクセス:大阪メトロ堺筋線北浜駅から徒歩5分、御堂筋線淀屋橋駅から徒歩10分。

ホームページURL:http://www.sinnosan.jp/

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 記事の目次

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世界初のお茶の神様、神農(しんのう)さんとは誰?

神農(しんのう)さんは、大阪にある少彦名神社に祀られています。

最寄駅は大阪メトロ北浜駅(きたはまえき)。

北浜エリアは、いわゆる大阪のオフィス街でして、高層ビルが立ち並ぶエリアの一画にあります。
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会社名を見ると、ある共通点に気付きます。

・三菱田辺製薬(みつびしたなべせいやく)

塩野義製薬(しおのぎせいやく)

武田薬品工業(たけだやくひんこうぎょう)

小林製薬(こばやしせいやく)

などなどです。

 

そうなんです。

ここは日本を代表する製薬会社が集まるオフィス街なんです。

 

その理由が、神農さんを祀る、日本医薬の総本社である少彦名(スクナヒコナ)神社がここにあるからなんです。

神農さんは世界ではじめての漢方薬である「お茶」の効能を発見しました。

つまり薬の神様です。

 

世界ではじめて漢方薬としての「お茶」を発見した「神農さん」

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世界ではじめてお茶を発見した神農さん

みなさんは、日常で飲んでいるお茶が、いつ、誰が、どこで発見したものかご存じでしょうか。

日本で一番古いお茶の起源と言われているのが、滋賀県大津市の坂本にある日吉大社(ひよしたいしゃ)の日吉茶園(ひよしちゃえん)だと言われています。。

 

 

日吉大社のルーツをたどると、「続日本紀(しょくにほんき)」という書物に、天皇陛下日吉大社に訪れた際に、茶を煎じてお出ししたのがはじまりだと記載されています。

続日本紀(しょくにほんき)は、遣唐使(けんとうし)の時代なので平安時代です。

もちろん中国から輸入したものなんですが、中国ではその何百年も前から、漢方薬として国内で使用されていたのです。

 

その使用用途は、ナマモノや人間が食べれないものを食べたとき、食あたりを治すための、解毒剤だったのことなんです。

そしてその茶の効能を発見したのが「神農さん」と呼ばれる方です

 

 

翼仙(よくせん)が、日本茶ワークショップや煎茶道教室を大阪でする理由

大阪は日本茶と縁が深く、日本医薬業の総本社である少彦名(スクナヒコナ)神社があり、煎茶道発祥の地でもあるのです。

 

お茶は、その効能から、元は漢方薬であり、身体に良い、ヘルシーな飲み物です。

煎茶道はそんなお茶を美味しく飲む、「楽しいひと時」を大事にする伝統芸道です。

そんな煎茶道は大阪が発祥(花月庵)だと言われています。

何事もすぐ笑いや楽しさに変えてしまう大阪人の気質が反映されていると思います。

 

私はそんな大阪で煎茶道教室を行うのは、煎茶道が生まれた地で、なぜここで煎茶道が生まれたのか、原点回帰をしてみたいというのも、1つの理由としてあります。

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煎茶道で急須から淹れた日本茶

オフィス街にたまたまある神社、ではなくて、スクナヒコ神社があるから企業がここに集まっているんですね。

コンクリートの歩道にまで神農さんの竹に虎が描かれています。

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 実際に少彦名神社にいってみた


【パワースポット】大阪にある日本茶の神様「神農さん」@少彦名神社

こちらが少彦名神社の外観です。

オフィス街なので、ビルの狭間にあります。

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参道入り口には、しめ縄に紙垂(しで)の結界があります。

それを支える石碑は江戸時代のものらしいです。

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日本の神社でここだけ見れる光景「薬参道」

参道には、おそらくここだけの景色ですが、「薬」が並んでいます。

まさに「薬参道(くすりさんどう)」と言えますね。

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この道修町にある各製薬会社の商品でしょうか。

たくさんの薬が展示されています。

この通りを歩くとわかりますが、製薬会社ってこんなにあるんだ、というぐらいズラーっとオフィスが並んでいます。

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拝殿前の鳥居です。

かなり年代を感じます。

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拝殿にて早速拝礼します。

早くコロナウイルスによる混乱が落ち着き、平安な社会になりますようにお願いします。

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神農さんの「張り子の虎」

先ほどから画像によく可愛らしい虎が登場しているのにお気づきでしょうか。

この少彦名神社では「張り子の虎」がお守りとして配布されています。

江戸時代の流行り病「コレラ」、この張子の虎と虎頭殺鬼雄黄圓という薬を退治したという由来があるそうです。

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少彦名神社の前には猛々しい虎の銅像があります。

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煎茶道ゆかりの日本茶の神「新農さん」に参拝するなら11月の神農祭が良い。

毎年11月22日、23日に、少彦名神社例大祭「神農祭」が、道修町一帯で開催されます。

すごい盛り上がりで、近代的なオフィス街である北浜、道修町エリアで、江戸時代から続く祭りが開催されるということが感動します。

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少彦名神社、神農さんを1番楽しめる日。

可愛らしい張り子の虎行灯も登場します。

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例年行われる、御堂筋のライトアップと重なり幻想的に。
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また道修町は歴史的建造物が多く、こういったレンガ壁の建築物も多く見られます。

レトロな街並みでロマンチックな雰囲気。
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この日は「神農さんと張り子の虎」の2ショットが公開されます。

貴重な神農さんの木造です。
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薬箱風のおみくじもあります。

張り子の虎が描いてあって可愛い。
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いかがでしたでしょうか。

今回は仕事帰りに、神社参拝してきました。

会社帰りのOLやら30代社会人の方々もよく見かけました。

最後は神頼みになるんですかね。
家に帰ったら、コロナ終息を願い、急須から淹れた日本茶を飲みたいと思います。

 

以上です。

ご覧いただきありがとうございました。

 

煎茶道翼仙教室の翼仙(よくせん)とは~「はじめての煎茶道教室in大阪」開講しました!

http://yokusen.hatenablog.com/entry/2019/12/07/142829

 

・煎茶道 黄檗賣茶流教授 東叡山翼仙(とうえいざんよくせん)とは!

http://blog.hatena.ne.jp/yokusen/yokusen.hatenablog.com/edit?entry=26006613537354011

 

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