【煎茶道翼仙教室】お稽古で使う茶道具「急須」へのこだわりと紹介。
煎茶道翼仙教室で使用する茶道具「急須」について、紹介していく記事です。
皆さんこんにちは。
煎茶道翼仙教室の翼仙(よくせん)です。
今回は煎茶道で使用しているお道具「急須」のご紹介です。
抹茶を使用する茶道と、茶葉を使用する煎茶道の1番大きな違いは、「急須」を使うかどうかです。
皆さんはご自宅に急須はありますか?
ペットボトルの簡易のお茶が普及したいま、ご存知ない方もいるかもしれないので、歴史や役割など簡単に説明させていただきます。
Wikiによると
急須(きゅうす)とは、茶をいれて注ぐ際に使用される容器。「須」は「須いる(もちいる)」で、急須は「急な用に応じて用いるもの」が原義である。 古く中国では、酒の燗に用いた注ぎ口のある小鍋を「急須」といったが、煎茶器として用いられるようになった。 「きびしょ」とも言うが、「急須」や「急焼」の唐音が転で、江戸時代から見られる。
ということです。
急な用とは恐らく、ご自宅にお客様が来訪されて接待しなきゃ行けないときに使ったと言う事ですよね。
それでは次に急須の形について説明していきます。
翼仙教室で使用する煎茶道具「泡瓶(ほうひん)」とは
こちらが泡瓶(ほうひん)という急須です。
煎茶道では一番基本的な急須になります。
取っ手がなく、蓋を外すと茶葉の入り口が大きいので使いやすいんです。
また皆さんがいま普通に使っている急須には取っ手が使われていますよね。
実はあれって元はこの泡瓶(ほうひん)に取っ手を付けて使いやすくしたものなんです。急須の歴史はこの泡瓶のほうが早いんですね。
なので煎茶道を知るためにも、最初にこの泡瓶を使ってお稽古をしていただいています。
また泡瓶は注ぎ口の穴が、底まで空いています。
これは「絞りだし」という淹れ方をする際、底にたまっているお茶の旨味を最後の一滴まで淹れようという工夫です。
翼仙教室で使用する煎茶道具「後手急須」とは
こちらは後手急須です。
文字通り、注ぎ口のちょうど後ろに取っ手が付いている急須です。
磁器(じき)なので白く薄いです。
お茶の色合いがハッキリ分かりますし、取っ手もついているので高温で淹れる煎茶に適しています。
小さくて、でっぷりした胴回りの可愛い急須ですね。
胴体や蓋には、金彩赤絵で鳥や花や竹などの植物が描かれています。
急須をキャンバスと捉えて絵を描く。
実用の美ですね。
翼仙教室で使用する煎茶道具「横手急須(よこてきゅうす)」とは
横手急須は、かなり皆さんよく見かけるデザインではないでしょうか。
中国から素焼きの「横手湯沸かし」が大量に日本に輸入され、その後急須で茶葉を煮る煎茶が誕生し、利便性の良さからこの横手形がベースとなっています。
そろばんの珠のような形なので、珠型急須と言います。
煎茶道具ってかわいいですよね。
普段見ないような雑貨で、どこかオリエンタル。
でっぷりしてたり、細かったり、日本じゃあまりないデザインだったり。
見てて面白いですね。
以上になります。
いかがでしたでしょうか。
まだまだコレクションはあるのですが、出し切れない笑。
次はどんなお道具をご紹介しまししょうか。
リクエストお待ちしています。
・煎茶道家「よくせん」とは~「はじめての煎茶道教室in大阪」開講しました!
http://yokusen.hatenablog.com/entry/2019/12/07/142829
・煎茶道 黄檗賣茶流教授 東叡山翼仙(とうえいざんよくせん)とは!
http://blog.hatena.ne.jp/yokusen/yokusen.hatenablog.com/edit?entry=26006613537354011
- SNS、HPはこちら!フォローお願いします。
・インスタグラム
・煎茶道翼仙教室オンラインお稽古のホームページはこちら。
・アメブロ
・旅好き茶道家よくせんのブログ「国内旅行編」
(せんちゃどう おおばくばいさりゅう とうえいざんよくせん)