【煎茶道翼仙教室】「おうちで床の間」シリーズ~大津絵の掛軸と九谷焼~
煎茶道翼仙教室で学べる「おうちで床の間」今回は大津絵と九谷焼です。
こんにちは。
煎茶道翼仙教室のよくせんです。
今回は俺の床の間シリーズです。
実は以前にDIYで手作りの床の間をアパートのフローリングの部屋につくりました
床の間がなぜ、日本全国のお家にあるか考えたことはありますでしょうか。
(掛け軸や生け花、香炉を飾る昔からの名残だと思いますが)
床の間は各家の宝物を飾り、お客様をおもてなしする日本文化でもあります。
そんな日本文化を楽しむために「俺の床の間」シリーズを作りました。
もちろん文化楽しむという前提でスタートしているので、ここには○○を置かなきゃいけないとかは気にせず、ある意味自己満足てきな、かつおもてなしの意味も込めてつくっていければと思います。
ーーーこの記事の目次ーーー
-
煎茶道家翼仙(よくせん)の今日の床の間!
ーー俺の床の間シリーズーー
軸:掛け軸、滋賀県大津市の民芸品 髙橋松山作「大津絵 雷光の太鼓釣」
置物:九谷焼金彩水注
置物②:九谷焼金彩青粒香炉
-
煎茶道には必須のアイテム!
置物:九谷焼金彩水注
香炉が九谷だったので合わせました笑
色絵陶磁器の日本代表「九谷焼」
石川県の焼き物です。
ご覧下さい、この三彩(紅、緑、金彩)が見事なバランスで配色されている水注を。
まるで中国の景徳鎮を思わせるような鮮やかな色合いの焼き物です。
どんな釉薬を使用したらこんな色になるのでしょうか(伝統的というよりかは、化学的な色合いにも見えますが笑)
そして取手が蔓(つる)のように枝が付いていて、注ぎ口にも象の角?のような工夫が見られまます。蓋の取っ手には金釉の獅子(金獅子?)、赤釉で七宝紋、細かいところまでデザインされています。
-
煎茶道必須のアイテムその2
置物②:九谷焼金彩青粒香炉
蓋に鎮座する黄金の獅子がかっこよすぎて即購入しちゃいました!!
蓋の上にいる黄金の獅子が本当にカッコいい。
波紋や菊紋のような赤絵金襴手も、獅子の荘厳さを引き立てています。
-
みなさん大津絵って知ってますか?
軸:掛け軸、滋賀県大津市の民芸品 髙橋松山作「大津絵 雷光の太鼓釣」
相変わらずの大津絵好きです。
見て下さい、この可愛らしいコミカルな日本画を!
仏教画をここまで崩して漫画みたいに描く文化が他の国にあるでしょうか。
雷様といれば、風神雷神で思い浮かぶように、太鼓を「ゴロゴロ」鳴らしながら雷を落としてくる神様です。
その雷様が専売特許である太鼓を落としてしまって、滑稽にも釣り針で取ろうとしているかわいらしい絵柄です。
大津絵はベースが仏画で護符のような効果もあったので、「雷除け」
また社会風刺というか皮肉の意味もあり、「弘法も筆のあやまり」と同じ、どんな熟達者でもミスはするという意味。
子供で分かりやすいように漫画で例えて、わかりやすく社会を教えてくれるんですね。
漫画文化は昔から日本にあったんでしょうね。
考え始めると、いまの漫画文化はどこから始まったのでしょうか。
文字通りカエルやウサギ、サルなど動物や獣たちを擬人化し、人間の風習や社会を風刺する仏教画です。
先日、高山寺に行って撮影してきました。
コピーが展示されていて、いつでも撮影出来るようになってます。
ほんま可愛らしいですね。
独特のタッチ、ここに吹き出しをつけて、セリフを入れればもう漫画ですね。
さあ、次回は何を飾りましょうか。
わくわくしますね。
この設えは、いずれ大阪の翼仙(よくせん)教室のほうでもご紹介しますので
ご興味ある方はぜひ大阪上本町にある雑貨屋「笹船屋」まで遊びに来てください。
-
煎茶道翼仙教室の翼仙(よくせん)とは!
以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
・煎茶道家「よくせん」とは~「はじめての煎茶道教室in大阪」開講しました!
http://yokusen.hatenablog.com/entry/2019/12/07/142829
・煎茶道 黄檗賣茶流教授 東叡山翼仙(とうえいざんよくせん)とは!
http://blog.hatena.ne.jp/yokusen/yokusen.hatenablog.com/edit?entry=26006613537354011
- SNS、HPはこちら!フォローお願いします。
・インスタグラム
・煎茶道翼仙教室オンラインお稽古のホームページはこちら。
・アメブロ
・旅好き茶道家よくせんのブログ「国内旅行編」
(せんちゃどう おおばくばいさりゅう とうえいざんよくせん)